私の仕事は添乗員で、日々日本全国、はたまた世界のあらゆるところへお客様の希望とあれば！一緒に同行し安全化確保と行程をスムーズに尚且つ円滑に管理するのが主な仕事である。
普段は大抵１人添乗でも、時には台数口で先輩や後輩と一緒になることがあり、先日年金のツアーで一緒になった仕事仲間たちと３人で梅田に飲みに行ってきた。
女性３人揃えば、話すことといえばガールズトークで、終始今までのバスのドライバーさんでカッコイイ人ランキングや、各関係機関にこんなイケメンがいたぁ～！って話やお客様との笑い話などで盛り上がっていたのだけど、その内の１人が、彼氏欲しい～あぁどっかにイイ男以内かなぁ～と切実に今の思いをポツリポツリ私たちに語り…もう１人がこうなったらさ、出雲大社の縁結びのお守り買ってきてもらうしかないよねー！って話、そうなのだ。よく出雲大社へ行って自分の為に縁結びのお守り買う人多いけど、実はお守りというものは人からいただくことによって更に効果があるといわれている。なざなら自分のためにだけではなく、相手の気持ちを考えて神様の前で祈ったり、お守りを買うという気持ちが大切なのだと神社の方に以前教わった。私たちはそこで今回！１番始めに出雲大社のツアーあたった人が２人分の縁結びのお守りを買ってくるという賭けをしお別れをしてから１ヶ月後、なんと不運にもそのツアーが私に入ってしまったのだった。
出雲大社の縁結びのお守りは他の神社に比べてお値段もはり、１つ１０００円もするのである。私たち添乗員はいろいろなところへ行けて羨ましい～とよくお客様から言われるが、給料は雀の涙ほどで、結婚してからやめる人も多いのが現状。縁結びは、結局最初３人で話してた縁結びが人から人へ伝わり合計６個も買うはめに…。なんてことだぁ～来月の給料まであと何日だ～と頭の中でソロバンはじき、内心悔しいと思いつつも、ツアー中は、天気にも恵まれお客様と一緒に出雲大社で昇殿参拝してきたり、足立美術館でお茶したり有意義な時間をツアー中お客様と過ごすことでき、お客様の笑顔を見てたらこっちも温かいほっこりとした気持ちになり、結果財布は空っぽになったけれど、無事６人に渡しそれぞれが喜んでくれて嬉しかった。
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